永田弘道の爆運!ビジネスブログ

ビジネスもプライベートも運気だけを見ています♪

50代からこそ独立!

1. 子どもたちが「大人になりたい!」と言わない日本f:id:missan95:20220303084619j:plain

 

 YouTube講演家の鴨頭嘉人さんは、私が敬愛するメンターのおひとり。その方が小学校の訪問授業をした動画がアップされている。

 その中で「早く大人になって仕事したい!って思う人は手を挙げてください」と問いかけるが、一人もいないという場面がある。そして鴨頭さんは「そうだね。仕事したくないよね。それは全部大人のせいです。大人を代表して謝ります!」と担任の先生と一緒に頭を下げるのだ。

 子どもたちの目に映る大人は、みんな電車の中でしんどそうだ。お父さん、お母さんも家に帰ってくると「疲れた、疲れた」としか言わない。そんな姿を見ていたら、早く大人になって仕事したいなどと思えるわけがない。

 子どもがなりたい職業のベスト3には、昨今ユーチューバ―が毎年ランクイン。それは楽しいことだけしながら、お金稼げる仕事に見えるから。もちろんユーチューバ―も裏ではネタを考えるのに四苦八苦の毎日なわけだが、視聴者の前ではそんな姿は微塵も見せない。ここが大切だ。

 大人たちがそれぞれの仕事を「今日も楽しかったー!」「お客さんに喜んでもらえて嬉しい―♪」といつも語っていれば、冒頭のようなことにはならないのではないか。もちろんその合間に「こんなたいへんなこともあるけどね」と苦労話も交えてあげる。ただし深刻な顔でなく、笑顔で余裕をもって伝えてあげたい。

 

2. 50代はいつから会社のお荷物になったのか?

f:id:missan95:20220303084710j:plain



 さて、話は変わって、私たち50代会社員のことである。どうやらシニア・ミドルと言われるこの世代は若者から「あんなみじめな姿にはなりたくない」と密かに思われているらしい。

 会社の業績をひたすら上げ続ける。そのミッションのために、同僚と競い合いながらがんばってきた。だが歳を経て時代も大きく変化し、今やDXの流れに置き去りにされつつある50代。プログラミングなんてできないし、ブログやSNSで気の利いた投稿をしてアフィリエイトで稼ぐなんて芸当にも慣れていない。

 会社はそんな連中は給料ばかり高いが生産性の低い人材だということで、早期退職制度や副業制度などで会社からの独立を促し始めた。社内では50代社員向けのキャリアプラニング研修花盛りだ。あんなに滅私奉公で働いてきたのに、手の平を返したように「もうお前たちはいらない」って、それはないだろうと言いたくもなる。

 一方で企業側も、国からは定年再雇用制度を義務付けられ、本人が望む限りは65歳まで雇い続けなければならない。さらに70歳まで上限が延長される流れだ。給料は1/3~1/4に減らされるのに50代の大半がこの道を選ぶ。

 本当はお荷物なんだけどなーと会社に思われながらしがみついている姿を、若手社員は冷めた目で眺めている。「ああはなりたくない。俺たちは早めに転職や独立を考えて準備しよう」となるわけだ。

 

3. カッコ悪いシニアと言われないために

f:id:missan95:20220303084756j:plain



 こりゃ、たまらん!少なくとも自分はそんな風に若者から見られるのは嫌だ。というわけで遅まきながら昨年の8月に、私は会社を定年より1年早く卒業した。そしてフリーランスの道を歩み始めた。

 おかげさまで、会社とは別のご縁からの紹介で、セミナー講師や中小企業のコンサルなどの仕事が少しずつだがいただけている。実にラッキーだ。それはたまたまお前が運が良かっただけだろうと言われそうだが、しかし待って欲しい。運はただ待っていて掴めるものではない。

 実は10年前から、会社の仕事は恥ずかしくないレベルで乗り切りつつ、一方で適当に言い訳しながら、子どもたちの国際アート交流のNPOを立ち上げたり、一流シェフとコラボしたイベントや商品開発の仕事をしたりなどと、課外活動にいそしんできた。どうやったら好きなことで生きていく人生が築けるだろうかという模索だったともいえる。それは結果として、会社ではできない仕事のやり方や、会社で閉じていたら得られないご縁を得ることに繋がった。

 今の50代はいわゆる新人類~バブル世代と言われた人たちで、特徴として「カッコ悪い」と言われるのを極端に嫌う。なのに先に述べたように会社にぶら下がり続ければ、若者たちからも会社の上層部からも「カッコ悪い」と思われることは必定だ。みじめな姿で60代、70代を過ごさないですむように、準備を始めるべきではないか?

 若者たちから「○○さんは会社の束縛から離れて自由だなあ」「マイペースで自分の好きなことしながら稼いでていいなあ」と言われる生き方。今すぐ会社を卒業しろと言うわけではない。だが今からでも数年かけて準備してみようという意識は、皆が持った方がいい時代が確実に来ている。